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イモヅル販売

サツマイモの育て方・貯蔵方法

【植え付け】
連作は可能ですが、イモがひび割れたりしたら次年度は他の場所で栽培します。

【収穫】
10月中旬~降霜前まで

【性質】
日当たりと水はけのよい土地を好み、過湿地を嫌います。(砂質土だと丸形で粉質のイモになりやすい傾向に。水分が多い土地では長いイモになりやすい傾向に)

【栽培のコツ】
畑をよく耕し、堆肥やワラ、刈り草などを多くすき込み、通気性を良くすると収穫量がアップします。

●種イモから栽培する場合
①親株の管理

種イモ用温床の設置例★生育適温
発芽までは地温30~32℃が目安。発芽後は地温を25~27℃に下げ、節間の伸びすぎを防ぎます。温度管理が必要なので、温室や育苗用電熱線マットなど地温調節ができる設備を使用します。もし持っていない場合は、発泡スチロールに伏せ込み、穴をあけたビニールをかけて日中は日光を当て、夜は室内に取り込んで温度を保ちます。温度計をセットしておいて、目安の温度に近い気温で管理してください。


●ポット苗から栽培する場合
①親株の管理

tonnersポット苗を親株として育て、伸び出したイモヅルを5月上旬~6月上旬に定植します。鉢植えなら5号鉢に1株、プランターなら2株を目安に。用土は畑土や市販の培養土に配合肥料を少量混ぜたものを使います。露地植えなら株間20×30㎝間隔で植え付けます。


★生育適温
気温20~30℃、地温23~25℃が目安。9℃以下になると枯死するため、温度を高く保つのがコツ。保温用設備がない場合、トンネルやポリマルチをかけると効果的です。

②イモヅルを採取する
種イモや親株から伸びた苗が50㎝位まで生長したら摘芯し、わき芽を多く出させます。
イモヅルの採取

③イモヅルの植え付け1週間前(5月中旬~6月上旬)
高い畝を作り溝に元肥を入れます。
※高畝にするのは、排水と通気性を良くするため。


元肥:1㎡あたり 
●堆肥:バケツ1杯 ●油カス:少量 ●米ぬか:少量
※その他、ワラや刈り草、草木灰などを入れて土の通気性を良くします。(前に野菜を作っていた畑に植える場合は米ぬか・草木灰だけでも可能。)元肥の上に土を盛り、高さ40cm程の台状の高畝を作ります。

④イモヅルの植え方
※苗が到着したら2日ほど風通しのよい冷暗所に置いてからすぐに植えつけます。植え付けの目安はイモヅルが少ししんなりしている頃です。到着した苗が既にしんなりしていたら到着後すぐに植えつけて下さい。
turu1太くしっかりとしたイモヅルを、5枚以上の葉をつけて親株から切り離し、畝に株間50cm間隔で土中に差し込んでいきます。
発根するまでの数日間こまめに水やりを行います。(発根すると、葉茎が立ち上がってきます。)
イモは節ごとにつくので、しっかりと節を土に埋めるようにして植え付けます。


⑤中耕・土寄せ
6月中旬と7月中旬の2回程、雑草を取り、土を浅く耕し、畝間の土を株元に寄せ通気性を良くします。
※追肥の必要はほとんどありませんが、害虫の被害等で葉がひどくやられたような場合は草木灰などをまきます。この時、油カスや鶏フン等チッソ分の多い肥料は与えません。

⑥収穫
turu2手で株元の土を掘り、イモの肥大を確かめます。収穫は、ツルを丁寧にとってから、イモを傷つけないようにスコップで掘り上げます。
※遅くまで生育させれば大きなイモが収穫できます。ただし、霜に当たると腐るので注意してください。




【貯蔵】
turu3貯蔵適温は13~15℃(12℃以下になると腐ってしまいます)。大量にあるときは図のように土中で貯蔵します。イモは掘りたてではあまり甘味がありませんが、貯蔵することで甘味が増します。
ビニールハウスや軒下では50㎝位の浅い穴に埋めて貯蔵可。少量なら発泡スチロールに入れて穴をあけて埋めます。家庭では乾燥を防ぐために新聞紙に包み、穴あきのポリ袋に入れてスチロール箱に入れて保存します。約10日に1度軽く霧吹きなどで湿り気を与えます。但し、過湿には注意します。


【病害虫の防除】
アカビロウドコガネ(夏にイモの表皮を食害する)→ダイアジノン粒剤など  
イモガ→スミチオン乳剤など

※イモが肥大しない要因は以下の条件が考えられます。
① 土が固い。
② 低温…15℃以下では生長が止まる。
③ 過湿…土壌が温まりにくく、通気不良となり、肥大しにくい。根が多くなる。
④ チッソ過多…葉ばかりが繁るツルボケの症状になりやすい。
⑤ 光…多照・強光を好む。夏~秋にかけて日照が悪いと肥大しにくい。
⑥ 病気


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