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TVで取り上げられ、人気大爆発!ねっとり甘~い、幻の果物『ポポー』
テレビ番組で「幻の果物」として、何度かテレビに取り上げられ、1週間ほど前から毎日たくさんのお問い合わせをいただき、ただいま大ブレイク中の『ポポー』。ポポーなんて名前の果物聞いたことなんてないぞ?という方もたくさんいらっしゃるでしょう。今回はそんなポポーのご紹介です。

ポポーの果実

バンレイシ科
原産:北米、別名:アケビガキ

明治に日本に導入され、戦後では手間なく育てられるとたくさんの方が植えていたポポー。
日本人の口に合わずあまり普及はしなかったようですが、小さい頃に食べていたと懐かしむ方もいらっしゃいます。新しいようで古くから日本にあるフルーツなのです。
気になる味はというと…。

ポポーの味
例えるなら「バナナ&カスタードプリン味」で、ねっとりと濃厚で甘~くとっても美味!!
クリーミーな果肉の中にはビワのようなタネが多数入っています。
ただ南国系の独特の芳醇な香りがするので、苦手な方には受け入れがたい味かもしれませんが…。(正直私も若干苦手でした)

ポポーの魅力は他にもあり、剪定などほとんど手入れしなくても美しいピラミッド形の樹形に育ち、シンボルツリーとして庭木にもおすすめ!問題になるような病害虫もないので、無農薬で育てられます。大きな葉は秋には美しく黄色に色づき、観賞価値抜群です!!バンレイシ科の中では耐寒性が強く、青森から九州まで日本各地で栽培可能です。

ポポーの樹形

果実は日持ちが悪く、流通には不向きで市場にはまず出回りません。最近直売所で時々並んでいるのをみかける程度です。珍しい果物を探している方は、栽培も簡単ですのでイチオシ商品です!!

ポポーの栽培ポイント

①幼木の生長はとってもゆっくり
ポポーは植えつけ後3年くらいはあまり生長しません。そのため、お届けする苗木も値段のわりには大変小さな苗になってしまいます。ポポーの栽培には我慢が必要です。

②1本では実りにくい
ポポーは芽吹きの頃にチョコレート色をした変わった花を咲かせます。花は両性花ですが、雌しべが先に熟し雌しべの受精能力がなくなった頃に花粉が出るため受粉しにくいという特徴があります。そのため結実には異なる品種を2品種以上育てるか、先に咲いた花の花粉を後から咲いた花の雌しべにつける人工授粉が必要です。

③収穫
収穫期は10月頃。緑色の果実が黄色っぽくなってきたら収穫です。収穫後室温で2~3日追熟させると、果皮が黒っぽくなり香りが強くなると食べごろです。

ポポーの食べ頃


品種の紹介(2014年秋植え用取り扱い品種より)

美味しいポポーはどれですか? とよくお問い合わせいただくのですが、正直食べ比べても味の違いはわからないんです。では、育てやすいのは? ともよく聞かれますが、もともと育てやすいポポーですので、そこにも品種の差はあまりありません。

しいて挙げるなら、若木の頃から実りやすい「テイラー」が家庭菜園向きかもしれません。


では、品種によってどうして値段に差があるかというと、品種の新旧の差となります。
新しい品種の特徴は『果実の中のタネの数が少ない』です。
従来の品種と同じ大きさの果実であってもタネが少ないので果肉の部分が多くなり、食べるところが多いです。
【品種:シェナンドーポトマックサスケハンナ

弊社のロングセラー品種はマンゴーのような香りと味で巨大果の「マンゴー」


苗木の発送は11月下旬から開始予定です。

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