
秋のお彼岸頃に真っ赤な花を咲かせるヒガンバナ。
幼い頃に「ヒガンバナを持ち帰ると火事になる!」とか「花を摘むと手が腐る!」とか言われませんでしたか?こんな経験からちょっと近づきがたい雰囲気があります。別名も死人花や地獄花、毒花、痺れ花など、ちょっと不吉な感じ…。でも、こんなことを言われるのにもちゃんと理由があるんですよ!
今回はヒガンバナのちょっと不気味なイメージを払拭すべく、別名の意味や花言葉などを紹介したいと思います。
★ヒガンバナの花言葉
情熱、独立、再会、あきらめ、悲しい思い出、思うはあなた1人、また会う日まで…。
花言葉もちょっと不気味なんじゃないのって思っていましたが、ヒガンバナの花言葉はなんだか素敵。情熱や思うはあなた1人など、赤い花から想像できるアツい言葉です。
☆幼い頃に言われたあの言葉
「持ち帰ると火事になるよ!」「手が腐る!」こんなことを言われると、幼い子供たちは怖い花なんだと思って触れなくなりますよね。実はそれが狙いではないかと考えられています。
ヒガンバナに毒があるのはご存知ですか?この毒は人間に有害な毒で、誤って口にしてしまうと嘔吐や下痢に見舞われてしまいます。
幼い子供たちが触って間違えて食べないようにと考えられた予防策なんですね!
★ちょっと不吉な別名の意味・由来とは
死人花や地獄花は、お墓周りにモグラ除けとして植えられていたことが由来だと考えられます。ヒガンバナの毒は動物にも効果があるとか…。
毒花・痺れ花はもう予想がつくのではないでしょうか?
ヒガンバナの毒が由来であると考えられます。
わかりやすい名前をつけて食べないようにしたのでしょうか。
また、不吉な名前とは違いますが、ヒガンバナは「葉見ず花見ず」と呼ばれることもあります。
これは、ヒガンバナの花が咲いた後に葉が出てくるという、普通の植物とは反対の性質を持つことから言われています。さらに有名な別名「曼珠沙花(まんじゅしゃげ)」。
天上に咲く花という意味があり、良いことが起こる前兆であるといわれています。
☆ヒガンバナの毒の有効活用
田んぼや畑の周り、またお墓の周りに植えられているヒガンバナ。これにもキチンと理由があります。まず、田んぼや畑の周りに植える理由。
田畑を荒らすモグラやネズミを遠ざけるためです。
先ほども述べましたが、ヒガンバナの毒は動物も嫌がるといわれています。
昔の人はこのことを上手に使って作物を守っていました。
また、お墓の周りに植えられているのも土葬の時代に、動物に遺体を掘り返されるのを防ぐためだったとか…。昔の人は植物をうまく使っていたんですね。

さて、少しでもヒガンバナのちょっと不吉なイメージを払拭できたでしょうか。
イメージが変わったという方も、まだちょっと…という方も一度栽培してみてはいかがでしょうか。
ヒガンバナは性質強健で、比較的育てやすい植物です。
群植させるととっても華やかですよ!
また、弊社ではヒガンバナの仲間(リコリス)も扱っております。
黄、白、桃、花被片が反り返っていたり、ユリのようなラッパ状の花を咲かせたり…。
とっても楽しいと思います!ぜひ一度栽培してみてください!
(私も栽培してみようかなぁ……)
夏植え球根・ヒガンバナ等の購入はコチラから!