前回はスイカの接木苗の台木から、カボチャが伸びてくるお話をしました。
今回は、スイカより難易度の高い、メロンの接木苗の画像を見ていきましょう。

メロン接木1

メロン接木の台木には、台木用メロンやカボチャ等が使われます。
スイカと違い、メロンとカボチャは葉の形がよく似ています。
上の写真、どちらがどちらの葉か、わかりますか?
ウリ科の罠とでも申しましょうか……。
ぱっと見、本当にわかりにくいです。

正解を見てみましょう。
メロン接木2
小さい方が、台木から伸びた芽の、カボチャの葉です。

生え際をご覧ください。
メロン接木3


台木との接ぎ目から芽が伸びているのがわかります。
伸びてきたカボチャの芽に色をつけてみましょう。
メロン接木4
スイカと同じく、この台木から伸びたカボチャも、早めに摘み取らないと、台木の勢いに上のメロンが負けて枯れてしまい、台木のカボチャが育ってカボチャが実ることになります。
容赦なく摘み取ってください!

また、ウリ科の接木苗は、一度摘み取っても何度か芽が伸びてくることが多いです。
1度摘み取ったからと安心せず、しばらくは注意して接ぎ目を観察してください。
メロン接木5
例に使っているこの写真も、一度、台木から伸びた芽を摘み取っているのに、2回目が伸びてきているのです。


この苗は、もうしばらくこのまま台木を育てて、伸びた芽を摘み取り忘れたらどういうことになるのかを写真に収めてみましょう。
台木の生長を見守る等という経験は初めてですので、なかなかに新鮮な気分です。


【追記 2015.5.22】
さて、このエントリをアップしてから約10日。
スタッフ一同が夏秋号のカタログ編集で修羅場の海を泳いでいる間にも、台木はすくすくと生長しておりました。現在のメロンの台木を見てみましょう。こちらです。

メロン台木成長中1

なんと言うことでしょう……葉が2枚に増えてしまいました。
葉色もつやつやと緑で元気いっぱいです。
そして、台木に栄養を奪われている肝心のメロンちゃんは、心なしか顔色が悪いです。

生え際を観察してみます。

メロン台木成長中2

おわかりいただけるでしょうか。
新たな葉が伸びようとしています。

メロン台木成長中3jpg

おそらく、このまま放っておくと、上のメロンは枯れ、台木のカボチャが立派に育つことでしょう。


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