チューリップ

春の花といえばチューリップ!
春の花壇を華やかに彩り、見る人の心もウキウキとした春気分にしてくれます。

チューリップ栽培は比較的簡単で、ガーデンニング初心者さんでも、
ポイントさえおさえれば大丈夫!!
そんなチューリップを球根から育てる方法をご紹介いたします。
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◆チューリップの基本情報◆
・学名:Tulip
・科名:ユリ科
・属名:チューリップ属
・開花期:3月中旬~5月中旬
・植え付け時期:10~12月
・耐寒性:強い
水はけの良い場所に植え付けます。年内に植え付ければ、翌年の開花期に十分花を楽しむことができます。残暑が去り、気温が下がってから植え付けます。モミジが見頃になる時期が良いでしょう。それまでは、風通しの良い涼しい日陰で保管します。

チューリップの栽培方法

■チューリップの球根を手に入れたら、植え付け前にぜひ消毒を!!
球根腐敗病などの病気を防ぐため、球根を殺菌剤で消毒をおすすめします(例:オーソサイド水和剤800倍液に20分間浸す)。消毒後は風通しの良い日陰でよく乾かすと効果がより高まります。

■用土
【地植え】
腐葉土を1㎡あたりバケツ1杯程度(約5~6リットル)施し、深さ20~30cm程度で耕しておきます。元肥として緩効性肥料(有機肥料約100g/㎡または化成肥料約20g/㎡)を土にすき込みます。
【鉢植え】
水はけが良ければ土質は特に選びません。花と野菜の土などホームセンターや園芸店で市販されている培養土で大丈夫です。

■植え付け方
植え付け後は戸外に置き冬の寒さに当てます。
暖地では早春になって芽が伸び始める頃までは十分な寒さが必要なため、日陰で管理するとよいでしょう。
【地植え】
チューリップ植えつけ方
 ・植え付け目安:1㎡あたり100球、密植して豪華に楽しむ場合は、1㎡あたり200~300球
【鉢植え】
球根3球分の深さになるように植えます。霜が降りない環境であれば、球根が隠れる程度の浅植えでも構いません。
 ・植え付け目安:6号鉢で約5球、65cmプランターで約20球
  (上記は基本、もっと球根数をふやして密に植えると豪華になります)

■水やり
チューリップはたいへん水分を好みます。
土が乾くと花が咲かなくなるおそれがあるので、冬の間も時々水を与えたり、敷きわらをする等して土を乾かさないように注意しましょう。また、茎を伸ばす時期(2~3月頃)に水分が不足すると、草丈が十分に伸びなかったり、花の重みで茎が折れたりすることもあるので、たっぷり水を与えましょう。特に鉢植えの場合は3~4日に1回に水やりを行なってください。

■追肥
2~3月頃に芽が出始めたら、緩効性の化成肥料を1株あたりひとつまみずつ(約10~20g/㎡)与えます。

■病害虫
球根腐敗病により「あともうひと息で開花なのに」というタイミングで急に葉が黄ばみ、短期間のうちに枯れてしまうことがあります。植え付け前に球根の消毒を行うことと、必要以上に塩分を含む化成肥料を施さないように注意してください。
また、アブラムシによってウイルス病が伝染すると、花弁にモザイク状の筋が入ってしまいます。アブラムシは発見次第、園芸用のエアゾール式殺虫剤などで駆除しましょう。

■花が終わったら
チューリップは花を咲かせるために、球根内の養分を使い切ってしまいます。そのため、一度開花した球根を来年も咲かせることは、大変難しいことなのです。特に関西以西や太平洋側などの暖地では、茎葉が枯れるのが早く来年用の養分が十分にためられず、球根の太りが悪くその傾向が顕著です。(発芽しても、そのまま葉だけが成長して花がつかないことが多いです)
生育適地(夏に乾燥し、冬に湿潤な環境となる寒冷地)であれば来年の開花が望めるます。来年も咲かせたい場合は、花が終わったら、花がらを花首から手で折り取ります(ハサミなど用いる場合は、消毒してください)。葉が半分ほど枯れるまでは日光にしっかりと当て、月に1~2回ほど液体肥料を与えます。葉が半分ほど枯れたら球根を掘り上げ、日陰でよく乾燥させてから網袋などに入れ、風通しの良い日陰で秋まで保管します。
※原種系チューリップは生育条件の良い場所であれば2~3年は植えっ放しで毎年開花します。

チューリップの植え付けポイント

冬の間は極端に乾燥させないことが大切です!! 暖地では十分な寒さにあてるため、地植えならばやや深めに植え、鉢植えならば早春まで日陰で管理しましょう。


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チューリップの球根に関するよくある質問

Q.植え付けを忘れていたのですが春に植え付けはできますか?
A.春の植え付けはできません。遅くとも12月中の植え付けが必要です。

 チューリップなどの秋植えの球根植物は、ある程度気温が下がってくると植え付け前でも生育を始めようとします。一度生育が始まると球根はどんどん消耗し小さくなってしまいますので、できるだけ早く植え付けたほうが良いでしょう。

Q.開花を早めることは可能ですか?
A.低温処理など特別な処理を行わないとできません。

 チューリップは、ある一定期間低温にあたることで順調に生育・開花します。切花の生産などでは人工的に低温処理(冷蔵など)をすることで開花を早めています。

Q.入学式の日に合わせて花を咲かせたいのですが…。
A.特定の日に合わせてチューリップを開花させるのは、プロの栽培農家さんであっても困難なほど、非常に難しいです。

 開花時期を左右するのは、植え付け時期だけに限らず気温や日当たりなど、その時々の栽培環境や気象条件によって大きく変わってきます。もちろん、品種によっても異なります。

Q.花首が伸びません。どうしたら良いのでしょうか?
A.芽が出ていない冬の時期に乾燥しすぎることが花首の伸びない主な要因

 チューリップは過湿を嫌いますが、芽が出ていない冬にも週に1~2回は水を与えてください。また、植物体を支えるための根が拡がらないと草丈が低くなるので、特に鉢植えの場合は土をたっぷり入れてください。
 急激に温度が上がると花首が十分に成長するよりも先に花が咲く場合があります。日当たりの良い場所を好みますが、一日中光が当たるのはかえって逆効果となるので、春先は温度変化を最小限に抑えるため明るい半日陰等で管理すると良いでしょう。

Q.花が咲きません…。どうしてでしょうか?
A.冬場に水やりを怠ることが大きな要因と考えられます。

 また、生育環境が良くないと、花を作るエネルギーが足りず、うまく花が咲きません。かと言って、栄養状態を良くしようと肥料をたっぷり与えるのも良くありません。
チッ素分が多いと植物は葉っぱばかりを成長させます。葉が青々と育ち過ぎている場合は、枯れるまで葉を育てて球根を肥培させましょう。掘り上げた球根は来季の開花を期待して秋まで保存します。


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